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ソマリア難民に教育の支援を
2009年 7月 20日 <19面>
国連UNHCR協会現地報告
ソマリアは、日本の海上自衛隊の護衛艦が、海賊対策のために派遣されたことで知られるが、海賊だけでなく数多くの難民を生んでいる。内戦により無政府状態が続いており、人々は避難生活を強いられている。特に昨年からは、隣国ケニアに毎月数千人単位で押し寄せている。ソマリア難民28万人が暮らすケニア北東部のダダーブ難民キャンプは、2008年初めよりも人口が60%も増え、キャンプの受け入れ能力である9万人の3倍以上に上る。
このうち、約50%が18歳未満の子どもたち。一家の大黒柱を失い、国を追われるなど悲惨な体験をしてきた子どもたちにとり、学校は心の安らぎの拠り所であり、唯一の希望の源だ。しかし、支援資金が限られる中では、食糧・水・衛生という分野が優先され、教育には十分に届かない。
「壁の崩れた教室に、大きく穴の開いた黒板、砂地の床―。キャンプのぼろぼろの教室を見たとき、何と表現していいのか言葉が見つからなかった」と、3月に同キャンプを訪れたNPO法人国連UNHCR協会事務局長の根本かおるさんは話す。
しかし、こうした環境でも、若者はキラキラした目で将来に目を向けている。「『将来何になりたい?』と聞くと、『ソマリアの大統領になり戦いをとめたい』『新聞記者になって、ソマリアのニュースを世界に伝えたい』―と次々に手が挙がる」と、根本さんは言う。
戦禍を逃れてきた子どもたちが学校に通える環境をつくることは急務である。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の公式支援窓口の同協会では、子どもや教育にかかわる支援の寄付を受け付けている。
□詳細=同協会 http://www.japanforunhcr.org/
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