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教師力の再興 使命感と指導力を  

2018年 3月 12日  <14面>

梶田 叡一 著
なぜ敬われなくなったのか

教師力の再興 使命感と指導力を 教師を尊敬するというのは、中国を中心とした儒教文化圏の伝統である。現在でも、中国はもとより、韓国や台湾、ベトナム等々に行けば、教師がどのように尊敬され、大事にされているかが如実に見て取れる。日本でも、昔から教師は尊敬され、大事にされてきた。ところが、残念なことに、現代日本の教師は、以前ほど尊敬されなくなった感がある。
 どうして教師は「尊敬」されなくなったのだろうか。この大問題に対して、教育改革国民会議(2000年発足)以来、わが国の学習指導要領の方向性をけん引してきた著者が「教師がもつべき覚悟」に思いを込める。
 本書は(1)師道の再興を(2)今、教師に求められる資質・能力(3)確かな授業を全ての教室で(4)真の授業力とは(5)内面世界を重視した教育を(6)教材研究・授業の事前研究を深めたい(7)開示悟入の教育の実現を(8)教師批判を直視する(9)当面する現代的課題と不易の資質・能力―の9章と、「教えることと学ぶこと」(日本教師学学会設立大会講演・1998年)、「現代社会の動向と教師の在り方・課題」(日本教師学学会第17回大会講演・2016年)、「今こそ真の人間教育を」(第24回授業実践フォーラム講演・2016年)の三つの講演を加えており、「学校教育は、一人ひとりの子どもの未来を、そして我々の社会の将来を創る仕事である」との著者の熱い思いと個性豊かな語り口が生の形で伝わってくる。
(1944円 文溪堂)
(規)


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