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子どもたちの未来を拓く 探究の対話「p4c」  

2018年 3月 19日  <14面>

p4cみやぎ・出版企画委員会 著
野澤 令照 編
安心感基盤に思考を深める

子どもたちの未来を拓く 探究の対話「p4c」 輪になって座った参加者が自分たちで問いを決定し、毛糸を巻いて作ったコミュニティーボールを使って対話を進め、考えを深める活動「探究の対話(p4c=ピー・フォー・シー)」。仙台市や白石市を中心に宮城県内の小・中学校に広がっているこの取り組みは、安心感(セーフティー)を基盤に、一人一人の心や集団の絆を育てながら思考力を高め、それが「主体的・対話的で深い学び」につながるなどの成果を挙げてきた。
 本書は、中心となって取り組みを進めてきた宮城教育大学の教員や実践を重ねてきた県内小・中学校教員らが執筆して「探究の対話」の基本的な方法、宮城県内での広がり、具体的な実践内容、これからの可能性などを紹介している。読み進めていく中で心に残るのは、子どもたちの変化。「認め合いや人との関わりが生まれる」「普段なかなか話さない子が話し出す」「対話によって思考が深まる」などの姿があり、終章でも経験した子どもたちから「楽しい」「もっとやりたい」という声が寄せられている。
 「うまく言えないけど、何かがある」と感じたことから始まった、宮城県での「探究の対話」。実践を重ねれば重ねるほど「これからの教育の基盤になる」という思いが強まっている。「主体的・対話的で深い学び」をもたらし、子どもたちに「未来を生きる力」が身に付くこの取り組みを理解し、新しい時代の教育につなげていきたい。
(2160円 東京書籍)
(秀)


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