宇宙飛行士を支える医師 “宇宙酔い”への挑戦
12面記事
笹井恵里子 著
日本で初めて宇宙飛行士が誕生した頃からおよそ40年にわたり、「宇宙酔い」の研究を続けてきた石井正則医師。
「宇宙酔い」とは、無重力の宇宙空間で、吐き気、嘔吐、頭痛など、乗りもの酔いに似た体調不良になること。この「宇宙酔い」は耳鼻咽喉科の専門分野である「内耳」との関係が深いと分かっていたが、症状が出るメカニズムが解明できていなかった。そこで若き日の石井医師は、アメリカのベイラー医科大学で研究をスタートした。
アメリカ留学を経て、日本に帰国してからもJAXAで「宇宙酔い」の研究を続けた。長年の研究は、地上での目まいやメニエール病など耳の病気の解決につながっている。
新しいことにチャレンジする姿に元気をもらえる一冊。(小学校高学年から)
(1650円 金の星社)
(Tel03・3861・1861)
