ホタルのことばが知りたい
18面記事
大場裕一 著 安斉俊 絵
「ホタルがなぜ光るのかはよくわかっていない」と書物に書いたダーウィン。「ホタルのメスの光にはオスを呼ぶ役割がある」と「昆虫記」に書いたファーブル。
本書に登場する「高津英夫さん」は、長らくヘイケボタルの”光のことば”を研究してきた人物。高津さんの取り組みを研究者の立場で支えてきたのが著者だ。
本書は世界各国と日本のホタルにまつわる研究成果を分かりやすく説明した上で、高津さんとの共同研究を紹介していく構成。さまざまな光り方をまねできる「電子ヘイケボタル」を作り、実験を重ねていく。調査によってオスは瞬きのある光で「わたしはオスです。まちがわないで」というメッセージを発し、メスは瞬かないことで「わたしのところに来て」と伝えていることが分かった。
“光のことば”にまつわるエピソードはどれも興味深い。(小学校中学年から)
(1540円 くもん出版)
(Tel03・6836・0305)

