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修学旅行(教育旅行)に関するアンケート調査 まとめ

14面記事

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 日本教育新聞社では、全国の小学校・中学校・高等学校5000校に「修学旅行(教育旅行)に関するアンケート調査」を実施。無作為に抽出した学校へ、2026年2月下旬に用紙を送付。同年5月31日時点で、638校の学校が回答した。(回答方法は、GoogleフォームとFAX。回収率は12・7%)今回のまとめでは、アンケートの質問から3つ抜粋してその結果を報告する。

【修学旅行で興味・関心のある話題】

 修学旅行では、京都におけるオーバーツーリズム、不意な事件・事故の対応、旅費の負担など、さまざまな話題が多い。常に最新の情報を得ながら修学旅行の行程を組み立てることが求められている。
 調査では、興味・関心のある話題として、「その他」を含めて、7項目の中から複数選択式で回答してもらった。
 「体験型・参加型の修学旅行への転換事例」「現地でのトラブルの備えと発生時の対策」「修学旅行の準備の業務効率化」が40%ほどと同率。「費用の保護者と教員の負担について」と「修学旅行と探究学習をどう結びつけるか」を選んだ学校が60%を超えた。
 都内の区立小中学校では修学旅行費用の無償化を実施している自治体が増えつつある。一方で、高校や地方の小中学校は、保護者負担のケースがほとんどだ。修学旅行の費用を「保護者の負担にならない程度」としている自治体もあるが、どこまでが負担となるか線引きが難しく、教職員の悩みの種になっているようだ。
 探究学習については、各学校で創意工夫を凝らした取り組みが進むが、いまだにどのようにして探究学習を行えば良いか悩んでいる学校もある。修学旅行に探究学習を落とし込む傾向はあるものの、実践方法を模索しているようで「どう結びつけるか」に興味・関心を寄せていた。

【修学旅行で重要視していきたいテーマ】

 修学旅行における「テーマ設定」は、旅程を組むための柱となるため、テーマ設定は欠かせない。
 調査では、重視したいテーマとして「その他」を含む11項目を複数選択式で回答してもらった。
 「探究学習・課題解決型学習」がここでも58・9%と最も多かった。「平和学習」は46・6%と半数近くが選んでいて、「歴史学習・世界遺産」も54・1%が選んだ。「平和学習」と「歴史学習・世界遺産」を一緒に回答したケースが多く、今後も定番のテーマとして位置付けられそうだ。「探究学習・課題解決型学習」選んだ学校の回答では、探究学習+平和学習、探究学習+キャリア教育のように、複数選択していて、メインテーマ+探究学習と組み合わせるような構造が見て取れた。
 キャリア教育が35・4%あったのも特徴的だった。「修学旅行で行っている特色のある取り組み」を聞いた項目では、「地元企業・団体と連携したPR活動」「地元企業での職業体験」「企業への訪問」と記述した回答がいくつか見られ、修学旅行を通じたキャリア教育を実施した学校が多かった。

【修学旅行で行っている特色のある取り組み】

 修学旅行は、学校の特色が濃く現れ、中には、修学旅行を目玉にしている学校もある。
 調査では、自由記述式にて「修学旅行で行われている特色のある取り組み」を書いてもらい、107件の回答を得た。
 目立った回答としては、生徒が主体的になって修学旅行を行うという回答だった。「行先を旅行会社と生徒が調整する」「班別行動の行先は生徒が決める」など、修学旅行を生徒の主体的な学びの機会とする学校が多かった。また、体験を重視する学校もみられ、先述した職業体験の他、農業体験を実施している学校もあった。従来のような見学型から体験型の修学旅行を行う学校が増えつつあるようだ。
 事前・事後学習を取り入れる学校も多い。各教科での学習を事前学習として位置付けている学校や、旅行会社と連携して事前学習を実施する学校もあった。事後学習では、研究発表や劇のような形の残るものにしたり、帰ってきた後に修学旅行に学んだことを探究学習に活用したりと、さまざまな手法で修学旅行を締めくくっていることが分かった。

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