道徳WG 多様な家族像を反映へ
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文科省は7日、中央教育審議会教育課程部会の道徳ワーキンググループに議論の取りまとめ案を示した。次期学習指導要領に向けて、家族や友人関係の多様な実態を踏まえ、道徳科の内容項目の一部の記述を書き改める。「家族愛、家庭生活の充実」で「父母、祖父母を敬愛し」とある記述を「父母、祖父母等の家族を敬愛し」などに見直すことを検討する。情報モラルやAIへの向き合い方も、道徳科で扱う現代的な課題として解説に示す。
現在の四つの視点や内容項目の枠組み自体は維持する。その上で、家庭や友人関係を巡る子どもの置かれた状況に配慮し、個別の記述を見直す。
中学校の「家族愛、家庭生活の充実」では、家族関係にはさまざまな実態があり、現在の記述にはなじまない部分があるとの指摘を踏まえ、「父母、祖父母等の家族」などに改める方向を示した。
「友情、信頼」についても、中学校の「心から信頼できる友達をもち」といった記述を見直す。いじめや友人関係を巡る実態に配慮し、「友達と互いに信頼し合い」などの表現を検討する。小学校低学年の「節度・節制」にある「わがままをしない」という記述については、子どもの主体性を抑える趣旨ではないことを解説で明確にする。
情報モラルでは、デマの拡散や誹謗中傷、闇バイトへの関与など、子どもが情報を発信・拡散する中で生じる問題を扱う。個人情報の流出や誹謗中傷などについて、単に「してはならないこと」と確認するだけでなく、そうした行為に至る背景や心の動きを考え、議論する。AIについては、出力された情報をどう受け止め、判断するかや、学習でどこまで活用するかなどを題材として扱う。
評価は現行の考え方を維持する。観点別評価や評定への総括は行わず、児童・生徒の学習状況や道徳性に関わる成長の様子を記述で評価する。

