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学級経営「超」解説 学級担任のための5つの窓

12面記事

書評

赤坂 真二 編著 高橋 宇 著
目的・技術を整理する枠組みは

 学級経営力・学習指導力・生徒指導力は教師の専門性に欠かせない3本の矢である。学習指導には「学習指導要領」が、生徒指導には「生徒指導提要」がその指針となる。では、学級経営のそれはと問われ首をかしげる。そこに現れたのが、今回読んだ「学級経営『超』解説」と「学級経営『超』入門」の2冊である。
 共に明快な理論とそれにひも付く魅力ある実践例が満載で、新任教諭にとっては学級経営推進のロードマップ、中堅・ベテラン教諭にとっては、学級経営への新たな挑戦の扉を開ける起爆剤、管理職にとっては、学校運営、教員研修、カリキュラム設計等のマクロな課題解決の枠組みとして、汎用性の高い価値ある読み応え十分なペア本である。
 「解説」では、曖昧な学級経営の定義の設定プロセスを読み手の伴走者の立場で解説している。特に4章の「五つの窓」理論は、学級経営の目的から技術まで思考・整理する枠組みとして、活用できる秀作。6章以降の集団づくりの実践例も貴重である。
 「入門」では、学級経営の新しいフレームワークとして「安定性」「主体性」「包摂性」から成る「学級経営の3軸モデル」理論が提唱され、各軸の意味と必要性、相互作用、各軸を高める実践例も導入から段階的に解説している。「解説」からの読み始めを勧める。
(解説編 2486円 入門編 2750円 明治図書出版)
(中川 修一・前東京都板橋区教育委員会教育長)

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