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高校生が中学生の宿題をサポート 埼玉・熊谷富士見中と熊谷高・熊谷女子高が連携

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中学生に教えている熊谷女子高校の生徒=24日(画像の一部をぼかしています)

 ボランティアの高校生が宿題や自主学習を支援する取り組みが24~26日、埼玉県熊谷市立富士見中学校で行われた。長い夏休みも最終盤になった時期に、集中して宿題に取り組む機会を設定。年齢が近い高校生と交流することで、高校進学への興味・関心にもつなげたい狙いだ。
 「Xは-1だから、この式に代入するとどうなる?」。連立方程式の問題について、高校生が横に付き添いながら解法を説明していた。同じ教室内には、理科の問題を高校生に教わりながら解いている生徒もいれば、一人で黙々と漢字や社会の問題集に取り組んでいる生徒も。静かな環境の中で各自が真剣な様子で学習に取り組んでいる中、この日は10人の高校生が丸付けをしたり、「次の問題も頑張ってみよう」などと声を掛けたりしながらサポートしていた。
 富士見中の田沼良宣校長によると、この取り組みは約10年前に始め、コロナ禍による休止を経て令和6年度に再開。今回は3日間で1年生を中心に、のべ72人の生徒から申し込みがあり、初日の24日には約20人が参加した。
 ボランティアは同市内にある熊谷高校と熊谷女子高校の生徒ら。田沼校長は、県庁所在地であるさいたま市を中心とした同県南部の高校に進学する生徒が増加している中、地元の公立高校の生徒と関わりを通じて「市内の学校に目を向けるきっかけにもなれば」と話す。
 高校生がボランティアに参加した理由は、「教えることに興味があった」「ボランティア活動に参加してみたかった」「母校での取り組みだったから」とさまざま。教員志望の熊谷高校の生徒は、教える経験を積むために昨年度に続いて参加したという。久しぶりに接する学習内容を教える場面もあったとして「教員になるなら勉強し直さないといけない」などと話した。
 熊谷女子高校の星野静子教頭は取材に「高校生にとっては知識を再確認し、伝える力や主体性、自己肯定感を高めて進路を考える契機に、中学生には身近な先輩から同じ目線で学ぶことで、意欲や安心感を得ることができた。学力向上だけでなく、心の居場所や未来への希望を育む、双方にとって貴重な機会になった」とコメントした。

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