日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

デジタル教科書 動画の量に上限設定へ

NEWS

文部科学省

 文科省は、デジタル教科書の検定審査に当たり、教科書に含める動画の量に上限を設定する方針を示した。現行の教科書では二次元コード先に多くの動画が掲載されており、内容を詰め込みすぎないよう、教科の特性に応じて上限時間を定める。2日に開いた教科書検定調査審議会の部会に報告した。
 6月に成立した改正学校教育法で、デジタル教科書が正式な教科書に位置付けられたことを受け、同省が新たな検定方法を検討している。この日示した教科書検定改善の骨子案では、動画や音声、シミュレーションなどは、学習内容の理解を深める目的や授業での使い方が明確であることなどを要件とした。
 現行の紙の教科書の二次元コード先には、1点の教科書で動画の合計が5時間を超える例もある。文科省は、動画は再生時間が決まっており、視聴中は児童・生徒が受動的になりやすいとして、教科の特性に応じて上限時間を設ける考えだ。技能習得、観察・実験、言語活動など、教科の特性に応じて設定する。
 また、デジタル部分は、発行者が責任を持って編集・管理できるものに限定し、外部サイトや教科書外の教材へのリンクは認めない。紙とデジタルを組み合わせる教科書では、双方の役割を分け、同じ文章や図を重複して掲載するのは必要な場合に限る方針も盛り込んだ。

文部科学省

連載