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これからのスポーツの姿 改正「スポーツ基本法」を読む

14面記事

書評

日本スポーツ政策推進機構 監修 鈴木 寛・友添 秀則 編著 スポーツ庁 編集協力
生きがい実現、少子高齢化見据え

 昨年9月1日に施行した改正スポーツ基本法への理解を深めてもらおうと、立法に関わった関係者らが趣旨や意義などを解説するとともに、改正基本法の志向するスポーツ世界を踏まえ、各現場からの提言も掲載する。
 第1部「スポーツ政策の新たな一歩」で改正スポーツ基本法の要点を解説する第1~2章は、東京オリンピックを視野に昭和36年に制定したスポーツ振興法から、50年の歳月を経てスポーツ振興法を全面改正したスポーツ基本法(平成23年8月施行)、さらに14年を経過しての改正スポーツ基本法へと至る流れをひもとき、その時々の社会情勢、スポーツが担う役割、課題なども示し、分かりやすい。第2部のスポーツ庁職員による逐条解説が法律の意義、特色などを補完する。
 第3部に置く「鼎談」は立法に奔走した議員らがスポーツの価値、少子化時代の部活動、体育と運動会、全国3万の学校の活かし方、財源、そして政治の責任などを率直に語り、今後のスポーツの在り方への思いが伝わる。
 スポーツ振興法、基本法などは議員立法。スポーツによる生きがいおよび幸福の実現、性別や障害の有無にかかわらずスポーツへの参画機会の保障、気候変動による熱中症対策、アスリートや団体の不祥事、各種国際大会の開催、eスポーツの出現、健康長寿社会などに向き合う、スポーツ政策の根拠、指針となる改正基本法を読み返す機会にしたい。
(3080円 学事出版)
(吹)

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