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遊びの力で学校を変える ワクワクがあふれる休み時間のつくり方

12面記事

書評

マイケル・フォレット 著 IPA日本支部 監訳
グランド・デザインに位置付け提案

 著者は、英国で誕生し、学校における遊び分野の世界的先導組織となったOPAL(Outdoor Play and Learning)の創設者。「遊びは、子どもの『権利』であると同時に、健やかな社会を支えるために欠かすことのできない基盤」と位置付け、現代社会で失われつつある子どもの遊びを活性化するため、小学校の休み時間などの活用を勧める。その実現のため、プレイコーディネーターなど専門スタッフの配置、環境改善を含め、遊びの開発を提案した。
 第Ⅰ部全11章では「遊びをめぐる物事を決定する際に根拠となる考え方や文化的背景」などについて述べ、第Ⅱ部全5章で「学校の遊び環境のレイアウトや資源についてより実践的なアイデア」に触れることができる。
 本書には監訳を担ったIPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)日本支部メンバーによる「日本独自の視点からのコラム」12編も掲載し、わが国での遊びの現状、意義や期待などが述べられている。
 英国同様、子どもの遊びは消失、変質しつつあるわが国でも、著者の「遊びの領域は、学校のグランド・デザインに関する他の重要な領域と同じ枠組みの中に位置づけられるべきである」という提案は新鮮に映る。
 子ども時代の遊びの重要性、必要性をどう受け止めるか。われわれ大人自身の責任と判断が問われている。
(2530円 学文社)
(矢)

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