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「SF・冒険・レトロフューチャー~ぼくたちの夢とあこがれ~」特別企画展

8面記事

企画特集

小松崎茂「大暗黒星」原画

昭和館

 昭和館(千代田区)は今春、特別企画展として「SF・冒険・レトロフューチャー~ぼくたちの夢とあこがれ~」を開催する。
 同館は昭和10年頃から昭和30年頃までの国民生活上の労苦について、歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、次世代の人々にその労苦を知る機会を提供する国立の施設。東京方面の修学旅行や社会科見学、校外学習の訪問先として知られる。
 本展では戦中から戦後にかけて活躍した「ペン画の神様」樺島勝一、異色のヒーロー「黄金バット」を生みだした永松健夫、絵物語ブームを牽引した山川惣治、同じく絵物語で子どもたちを魅了し、昭和30年代には空想科学(SF)や戦記物作品で一世を風靡した小松崎茂など、挿絵画家たちの画業の歴史が紹介される。4人の画家による貴重な原画が展示され、いつの時代においても変わることない少年文化の魅力を感じることができる。
 会期中は活動弁士による無声映画上映会「月世界旅行」、「一寸法師・ちび助物語」などが上映されるほか、型抜きや巨大すごろくあそび体験、担当者による展示解説などのイベントも行われる。
 会期は3月14日(土)から5月10日(日)まで。入場無料。ただし常設展示のみ有料(高校生以上)。

 問い合わせ=昭和館 電話03・3222・2577(10時~17時30分)
 https://www.showakan.go.jp


樺島勝一 海野十三「太平洋魔城」挿絵原画

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