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4割の養護教諭、「不登校など増」

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 約4割の養護教諭が、コロナ禍発生前と比べ、保健室登校や登校しぶり、不登校が増加したと考えていることが8月に日本健康相談活動学会が行った調査で分かった。
 コロナ禍と不登校の関係については、児童・生徒数を減らして教育活動を行う「分散登校」の期間中は、不登校の児童・生徒が学習に参加しやすくなったとの指摘がある。その後、通常の授業に戻ると、参加しない児童・生徒の増えたことがうかがえる結果となった。
 同学会は8月に、会員・非会員の養護教諭などを対象に、インターネットを通して、保健室の実態などを調べた。470人が回答。約9割が養護教諭で、他に、養護教諭養成関係者などが答えている。無回答の人は省いて集計した。
 保健室高校、登校しぶり、不登校がコロナ禍発生前と比べて増えたかとの設問では、「増えた(1‐5人)」が31・7%、「増えた(6‐10人)」が8・0%、「増えた(11人以上)」が1・8%、「変わらない」が50・6%、「減った(1‐5人)」が7・5%、「減った(6‐10人)」が0・2%、「減った(11人以上)」が0・2%」だった。
 「増えた」と答えた人の合計は41・5%となる。

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