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抗ウイルス素材の新型パーティションを販売開始

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「PPSA」の利用の様子(イメージ・筆記試験)

小松マテーレ

 小松マテーレ(株)(本社=石川県能美市)は、コロナ禍において子どもたちが安心して学べる空間を提案したいとの思いから、抗ウイルス素材を用いた新型パーティション 「PPSA」を新たに開発し、全国の学校をはじめとする教育機関向けに12月7日より販売開始している。
 「PPSA」は日本を代表する建築家・坂茂氏による避難所向けパーティションシステム『PPS(Paper Partition System)』をベースに、同社開発の抗ウイルス素材「エアロテクノ」を用いて創り上げた簡易組み立て型のパーティション。「PPSA」は重さ7・3kgと軽量かつ小型であり、空間に合わせて自由自在にレイアウトを変更できる特長がある。
 コロナ禍の避難所で感染予防に役立った事例から、「学生が安心して面接・受験に挑めるパ―ティションが欲しいが活用できないか」と同社の地元にある小松大学からの要望があり、教育機関へ向けて開発をスタートした。
 開発にあたり金沢大学からは「コロナ禍で開館する図書館や談話室などの共用スペースでの三密対策に解決策はないものか」と新たな要望があった。そこで、それぞれのスペースに合わせて自由にレイアウトできる坂茂氏の「PPS」の特徴に着目し開発を進め、エリアによっては「透ける・透けない」パーティションを選択できるように工夫し、完成度を高めた。
 同パ―ティションは、これから始まる受験シーズンに備え、試験会場のみならず、待合室や共用スペースで使用可能。また、図書館など共用スペースでの三密対策にも対応できる。
 現在は石川県内だけでなく同志社大学、同志社女子大など県外の学校からも問い合わせが増えている。コトブキシーティング(株)が全国代理店として販売する。
 問い合わせ=小松マテーレ(株) 電話0761・55・1111

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