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学生が創意工夫した放射線教材を掲載 放射線教材コンテスト

17面記事

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最優秀賞の兵庫医療大学(上)と帝京大学(下)の動画

 中学校の新学習指導要領で放射線教育は3年生のみから2・3年生に拡充される。そのため指導法や教材などの情報を求めている中学校理科の教員が多いのではないだろうか。
 そうした中、今年度で3回目の開催となる「放射線教材コンテスト」(主催= 公益財団法人日本科学技術振興財団)が昨年末行われた。
 コンテストでは、大学生、大学院生、短期大学生、高等専門学校生、専門学校生等が小・中・高校の授業に使える教材を提案。10分程度の実演でアニメやゲームの絵本型教材や紙芝居、実験などを交えて、これまでにない学生視点によるユニークな教材がプレゼンされた。
 特にコンテストの最優秀賞に選ばれた兵庫医療大学(代表者・嶋津佑弥さん)による「市販試薬の放射線計測による新規放射線教育プログラムについて」と帝京大学(代表者・芦澤胡乃花さん)による「放射線の強さ・大きさを視覚的にとらえる絵本型教材」は、実際の授業で使えると高い評価を得ている。
 表彰された動画は、放射線教育支援サイト“らでぃ”にすべて収録されている。同サイトは放射線教育に関する多種多様な情報も掲載されており、理科教員の参考になるサイトだ。
 放射線教育支援サイト“らでぃ”(らでぃで検索)https://www.radi-edu.jp/

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