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女子大初の工学部開設へ 奈良女子大 来年4月に

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 奈良女子大学が来年4月からの工学部の開設に向けて準備を進めている。全国に2校しかない国立の女子大学だが、女子大学による工学部の設置は初めて。男女比の偏りが大きい工学分野での新たな試みとなる。
 同大にはこれまで文学部、理学部、生活環境学部の3学部があった。工学部は生活環境学部の一部を改組し、開設する。授業は生体医工学系や材料系の4分野の科目があり、1年次からPBL(問題解決型学習)を実施する。
 工学部の定員は45人(3年次編入10人)。そのうち15人の枠がある総合型選抜では、大学入学共通テストを利用せず、志望理由や研究リポート、研究計画書などで評価する。高校時代に課題研究などで身に付けた探究力の評価を重視する。
 文科省の学校基本調査によると、女子の少ない理系の中でも工学部の学生に占める女子の割合は15%と低く、OECD加盟国の中で最低水準にとどまっている。
 「高校の理科教員に工学部出身者が少ないため、生徒に工学の魅力を伝える機会が少ない」と工学部設置準備室の長谷圭城教授。工学系の女性リーダーを育て、高校生の工学への関心を高めたいとしている。

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