都道府県議長会などが主権者教育事例集
NEWS 全国都道府県議会議長会など自治体議会の長で構成する3団体が主権者教育に関する事例集をまとめ、ホームページ上で公表している。小・中学校から大学まで、また、特別支援学校に関する実践も収録。議員が学校に出張する型、児童・生徒が議会を訪問する型などがある。このうち、静岡県湖西市では、両者を組み合わせ、高校生が政策提言をまとめて請願とし、議会採択に至ったとしている。
各議会への調査に基づき、事例を収集するなどしてまとめた。自治体議会と連携して主権者教育を行っている学校の割合がわずかだったことから、事例集の作成に至った。
湖西市の場合は市内にある2校の県立高校と連携。令和3年度に、議員による出前講座に始まり、生徒による議場見学と意見交換、2校合同で政策提言に向けて話し合うといった経緯をたどった。
請願項目としては、「サイクリングロードとパーキングエリアの整備」などが上がり、3月議会で採択された。
「地方議会が進める主権者教育事例集」の名で公開している。