伝わる文章、AIと考える 東京理科大、教員志望者に講座
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東京理科大学が27日、教員志望の学生に文章力向上講座を実施した。家庭へのお便りや通知表の所見欄など、文章を書く機会も多い教員に「伝わる文章」の書き方を学んでもらおうと企画した。
講座は同大学教職教育センターの井藤元教授監修の下、毎日新聞社が開発した記者トレーニングのプログラムを利用。生成AIを活用して、読み手の心に届く文章が書けるようになることを目指した。
初回の講座のこの日は、短い言葉で読者に分かりやすく伝えるために、見出しづくりに挑戦した。学生たちは、新聞記事を読んで見出しの素材となるキーワードを抜き出し、生成AIが作った見出しを参考に修正を加えて発表した。
使用済み紙おむつをトイレットペーパーに再利用したことを伝える記事では「世界初! おむつ再生トイレ紙」「紙おむつ 新たな命」などの見出しが発表された。
講座は6月末まで全4回開講される。