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資質・能力の育成と新しい学習評価

17面記事

書評

2019年改訂指導要録対応シリーズ 学びを変える新しい学習評価 理論・実践編1
田中 耕治 編集代表
3観点の捉え方など理解深める

 “理論に強く、実践の厚みのある教師”は多くの学校が必要とする人だ。学校の教育実践の牽引車の役割を取ってくれるから…。そうした人と、そうした人になろうと努めている人に、格好の本がある。指導要録改訂の今、新しい学習評価が、“わかる・深く学べる”のが本書。「シリーズ 学びを変える新しい学習評価」(全5巻・分売可)の第1巻“理論・実践編1”である。編集代表の田中・佛教大学教授は、教育方法学・教育評価論の研究者として広く知られる人でもある。
 10章構成の本書は、「学習評価とは何か」に始まり、「学力論の拡張」されている現在の章に進む。そして「観点別評価の改善と3観点の捉え方」を説く。「指導要録の改善と取扱いのポイント」を論じる章がある。「教師の負担軽減と評価活動の工夫」を述べる章は76ページに始まる。「小・中学校、特別支援教育におけるこれからの学習評価」については、三つの章を立てる。
 「カリキュラム・マネジメントにおける評価活動の在り方」が終章。カリキュラム―教育方法―評価のプロセスをつなぎ、これから求められる資質・能力を育むことが、各学校の課題か。このシリーズの理論・実践編2は、「各教科等の学びと新しい学習評価」である。各教科・領域の指導と評価も、ぜひ考究したい。
(2640円 ぎょうせい)
(飯田 稔・千葉経済大学短期大学部名誉教授)

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