土日プロジェクトの記者会見には、体操元日本代表の田中理恵さん（左から2人目）とタレントの辻希美さん（同3人目）が参加した

　冬休みになり学校給食がなくなるのを前に、酪農・乳業団体のJミルクが昨年１２月１６日、「土日ミルク」と題したプロジェクトを始めると発表した。学校給食のない休みの日に、子どもたちに牛乳をもっと取ってもらおうという取り組みで、小・中学校に啓発ポスターや牛乳のアレンジレシピなどを載せたリーフレットを配布している。例年、長期休業期間には牛乳の原料となる生乳が余り、廃棄が生じることが懸念されている。
　プロジェクトは来年３月末まで学校や教育委員会、栄養教諭などの団体を通じて展開する。リーフレットでは牛乳のトッピングメニューを紹介。今後、SNSなどで影響力のあるインフルエンサーと連携して、動画などのコンテンツ制作も予定している。
　Jミルクによると、小・中学生の１日当たりのカルシウム摂取の推奨量は６５０～１０００ミリグラムとされているが、給食のない日は２００～４７０ミリグラムにとどまるという。