海外留学者、大幅回復へ 1ヶ月未満が急増
NEWS 令和5年度の日本人学生の海外留学者数は8万9179人だったことが日本学生支援機構の調査で分かった。1か月未満の短期留学者が急増したことで前年度から3万人以上増えた。
新型コロナウイルス対策の入国制限が緩和された令和3年度以降、大幅な回復傾向にあり、平成27年を超える水準になった。
留学期間別にみると、1か月未満の留学者数が5万7044人と、63・9%を占めている。文科省の担当者は「短期留学の多い、アジア諸国への留学が増えたことが要因だ」としている。
また、円安も背景に、外国人留学生は過去最多の33万6708人を記録した。前年度より20・6%増加した。出身国・地域別にみると、中国が最も多く全体の4割弱。ネパール、ベトナムなどが続いた。