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教員志望の学生に給付型奨学金 16大学を指定 学校共済友の会

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 退職教員でつくる一般財団法人「公立学校共済組合友の会」が16日、教員を目指す大学1年生を対象に来年度から始める給付型の奨学金支給事業について、北海道教育大学や福井大学など16大学を指定した。推薦入試などで、特定地域の教員不足を解消する「地域教員希望枠」を設けている大学を選んだ。各大学の奨学生に毎月1万円、4年間で総額48万円を給付する。
 来年度の奨学金の支給人数は各県4人の計60人。令和9年度は新規の地域教員希望枠の大学を加え、同数以上の入学生に支給する見通し。
 「友の会」の担当者は「学校の勤務環境の問題が指摘される中でも、教員になりたいと思っている学生を少しでも支援していきたい」と話す。友の会では奨学金の原資となる寄付金や企業協賛金を募っている。

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