運動環境の改善策も議論へ 体育・保健体育、健康、安全WG
NEWS 中央教育審議会教育課程部会の体育・保健体育、健康、安全ワーキンググループは3日、初会合を開き、各分野の検討事項について確認した。子どもを取り巻く健康課題への対応や安全教育の充実などを話し合う。また、気候変動の影響で、安全に授業を行う場所の確保が求められるなどとして環境面の改善も議論する。主査には友添秀則・環太平洋大学体育学部教授が就いた。
検討事項について、
・体育では、幼児期からの系統的な指導内容
・保健では、教科横断的な視点からの発達段階に応じた学習内容
・安全では、日常生活で行動に移せる実践力の育成
―などが示された。
会合では、性犯罪や性暴力から身を守るために「生命の安全教育」を学習内容に明確に位置づけることや、心の健康に関する内容の充実を求める意見が出た。ICT活用に向けて体育館への無線LANの整備を求める声もあった。
この他、部活動の地域展開に関連し、地域クラブ活動と保健体育科の授業の連携が必要だとする指摘もあった。