理科WG 実験、探究活動の一層の充実を
NEWS
中央教育審議会教育課程部会の理科ワーキンググループは6日、初会合を開いた。文科省から、理科に対する興味・関心が国際的にも低い中、観察・実験や科学的な探究的な活動を充実する方向性が提案された。東京大学地震研究所所長の古村孝志氏が主査に就いた。
探究学習を充実するための環境整備も検討する。必要な器具や機器の整備、デジタルデバイスの活用を推進する。
会合では、女子の理系進学率の低さについて話題に上り、「子どもよりも大人の側に、文理選択に対する偏見が残っている」などの意見があった。
古村主査は「日本は理科の知識は世界でもトップだが、SNS上で地震の陰謀論を目にする。知識はあっても、判断する力は育っていないのではないか」と憂慮した。