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体育館屋根の断熱化で屋内環境改善

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施設特集

田島ルーフィング

 学校の体育館は、体育授業用途はもちろん、昨今は災害時の避難施設としての役割も担っている。その屋根は金属で葺かれている場合がよく見られ、外気温が伝わりやすい傾向にある。そのため夏は暑く冬は寒くなりがちである。最近は夏の気温上昇が顕著で熱中症発症の危険性が増しており、運動中はもちろん、避難施設としても室温環境の改善が求められている。
 防水材メーカーの田島ルーフィング(株)が提案しているのが、「金属屋根防水カバー工法」と呼ばれる屋根の断熱防水改修工法である。これは現状の金属屋根の上にボード上の断熱材を敷きこみ、その上に防水シートを貼りつけるという工法で、シンプルな仕組みでありながら、高性能の断熱材による温度環境改善効果はもちろん、雨音の低減、そして勾配の少ない平らな屋上に採用されている「防水シート」を用いることによる安心の防水性能確保というメリットを持つ工法である。
 金属屋根に多いハゼ式折板、重ね式折板、そして瓦棒屋根のいずれの形状にも対応できる工法を取り揃えており、断熱材の厚みも調整できるなど、さまざまな状況を想定した改修専用工法となっている。
 既存屋根を撤去せずに上からかぶせる手法なので、廃材発生量が少なく工事中の雨養生の心配も少ないなど、施工にあたってのハードルが比較的低い点もポイントに挙げられよう。
 壁に次いで面積の大きい屋根を断熱化することは、屋内環境改善への貢献が大いに期待されるところである。

 問い合わせ=田島ルーフィング(株)東京支店 電話03・6837・8888
 https://www.tajima.jp

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