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「飛騨高山」の自然や文化を体験活動に

12面記事

企画特集

高山祭の屋台行事(イメージ)

自然とともに生きる「人」とのふれあいを
岐阜県・高山市

 城下町・商家町が残り、先人のもたらした伝統文化が今に息づく岐阜県高山市では、約9割が森林という豊富な地域資源を活かしたグリーン・ツーリズム(農山村体験型観光)に取り組んでいる。教育旅行では、農業や自然、生活文化、食文化、環境活動など70種類以上に及ぶ体験メニューを用意。農家民宿に泊まりながら地元の人たちとふれあい、自然とともに生きる知恵を学ぶ機会を提供している。
 なかでも好評なのが、農村での田植えや稲刈りなどと食文化をセットで体験できるプログラムだ。「今はスーパーに行けばどんな食材も手に入りますが、食べ物が作られる過程や苦労を知る子どもは少ない。たとえば郷土食の五平餅や保存食の朴葉寿司作りを学び、それを口にすることで、農作業だけでなく昔から続く食文化の流れを一緒に知ることができます」と(一社)ふるさと体験飛騨高山の鈴村仁孝事務局長。そこには、農山村地域の人々が厳しさや恵みをもたらす自然と、いかに共生してきたか身をもって感じてほしいという思いが込められている。

ユネスコ登録など注目高まる
 北陸新幹線が開通し、終点の金沢駅から約2時間とアクセスも良い。さらに、平成28年には「高山祭の屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録、「飛騨匠(ひだのたくみ)の技・こころ~木とともに、今に引き継ぐ1300年~」が日本遺産に認定されるなど、ますます注目を浴びる高山市。飛騨高山の魅力を知ることをきっかけに、将来を担う子どもたちに日本の伝統文化や農業への感心を高めてもらうことを期待している。

農山村体験に関する問い合わせ
 (一社)ふるさと体験飛騨高山 電話0577・79・2005
 http://furusato-taiken.jp/

教育旅行に関する問い合わせ
 飛騨高山観光客誘致推進協議会(事務局 高山市観光課内)電話0577・35・3145


朴葉寿司作りを学ぶ子どもたち

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