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保護者が今でも心に残る先生の話「道徳や生き方について」が1位

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 小学校の先生の話や言葉の中で、今でも心に残っていることがある―。幼稚園教諭や小学校教員の養成コースを設置している大谷大学教育学部が保護者へ実施した意識調査で、半数近くの人がそう答えたことが分かった。教員の人生観が垣間見える話や褒めてもらった言葉を覚えている保護者が多い。
 幼稚園・保育園児や小学生の子どもがいる20~59歳の保護者を対象に今年1月、インターネット上で調査を行った。親と子どもの性別、子どもの就学段階が均等になるように考慮し、1千人から回答を得た。
 小学生の時に先生から聞いた話を覚えていると答えたのは471人。内容では、「道徳や生き方についての話」が28・2%で最も多かった。次いで「ほめてくれた言葉」が26・1%、「先生の子どもの頃・若い頃の話」が20・0%となった。
 男女別に見ると、「勉強の仕方についてのアドバイス」(男性14・6%、女性7・8%)、「偉人や有名人の名言やエピソード」(男性13・4%、女性5・0%)で男性の割合が高い。一方、「ほめてくれた言葉」(男性20・6%、女性32・6%)では女性の方が高かった。
 調査では、小学校教員の理想像も尋ねた。「真剣に話を聞いてくれる」(55・0%)、「信頼関係を築けている」(54・7%)に多くの回答が集まった。

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