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令和の学校事務を描こう 大阪府主査会夏季フォーラム

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開会行事の様子

 大阪府公立小中学校主査会(尾山みはる会長)は、設立20周年を記念する第20回夏季フォーラムを、7月25日に大阪市内で開催した。テーマは「令和の学校事務を描こう!~『つかさどる』職として歩み続けるために~」。
 尾山会長は主催者あいさつで、「実践を通して、チーム学校を推進することが大切になっている。20年の歴史を振り返り、未来を展望するフォーラムにしたい」と話した。
 続いて、同会の第18期特別委員会が1年間かけて研究した成果を報告した。テーマは「リスクマネジメントから考える主査の役割~自然災害から子どもたちの命を守るために~」。平成7年1月の阪神・淡路大震災や、昨年大阪で起こった大阪北部地震などの自然災害を中心に考え、このテーマを選んだという。
 リスクマネジメントを、災害発生時の対応に留まらず、復旧を含めた広義の意味でとらえ、安否確認・避難誘導や救護から応急復旧までを含めた対応など、その業務は多岐にわたる。「自然災害から将来を担う子どもたちの命を守るために、より安心・安全な学校、教育環境の実現をめざし、私たち学校事務職員がより主体的・積極的にリスクマネジメントに関わっていくことが求められる」という。
 講評を行った、協同研究者の竹内千惠子・高槻市立安岡寺小学校主幹は、「早期発見、早期実行できるのが事務職員。日頃から関係機関とコミュニケーションをとっておくことが大切である。主査は校内のまとめ役として、リーダーシップが期待されている」と話した。

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