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日本の10代、約4割がIT職を検討

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 米国のIT企業「CompTIA」が世界12カ国の13~18歳の若者を対象に行ったオンライン調査で、日本では約4割が将来IT分野の仕事に携わることを検討していることなどが分かった。
 調査は今年8月、オンラインで実施。日本は約150人が回答した。
 調査では約36%が将来IT分野のキャリアに就くことを「現在検討している」「将来検討する可能性がある」と答えた。一方でIT分野を検討しない理由として約30%が「学校でITを学習・経験する機会がないこと」と答えた他、「授業やトレーニングに費用がかかる」「自分の地域にIT関連の企業がない」といった声が上がるなど、約44%がIT技術の習得に対して分かりにくさや障害を感じていることが分かった。
 両親や教員など周囲の大人から将来ITの仕事に就くことを勧められるのは男子の35%に対し、女子は16%にとどまっており、同社では男女差のギャップが顕著に高いと懸念を示している。
 同社日本支局長のデニス・クォック氏は「日本の若者がITを将来の選択肢として感じていることは心強い」とした上で、「IT職が困難で複雑であるといった誤解の解消など解決すべき課題は多い」と指摘する。

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