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小4男子、数学検定1級に合格し最年少記録を樹立

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 10月下旬に行われた第344回「実用数学技能検定(数学検定)」の1級に、兵庫県在住で受検当時9歳の小4男児が合格し、1級合格者の最年少記録を樹立した。
 1級は昨年の合格率が5・7%と、数学検定の中で最難関の階級。問題は理数系大学卒業程度の内容が出題され、一次・二次試験ともにすべて記述式で行う。
 今回の試験では行列の固有値や重積分を求める計算をはじめ、Wilsonの定理を用いた素数判定やガンマ関数の問題などが出題された。全受検者494人中、合格者は71人だった。
 合格した児童は「『合格』の文字を見たときは涙が出そうなくらい嬉しかった。将来は数学の知識を生かして、地球温暖化を止める研究などで世の中の役に立ちたい」とコメントしている。

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