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三井物産など最優秀賞に 体験活動行う企業を表彰

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文科省

 文科省は10日、令和元年度「青少年の体験活動推進企業表彰」の審査結果を発表した。最優秀賞の文部科学大臣賞に、エコ・ライス新潟と三井物産を選んだ。
 これは社会貢献活動で青少年の体験活動に関する優れた実践を行っている企業を表彰するもの。広く紹介することで、青少年の体験活動の機会の推進を目的としている。74の企業から応募があり、最優秀賞2社の他に、優秀賞8社と奨励賞8社を決定した。
 エコ・ライス新潟は「温故知新!昔ながらの手作業から人工衛星を活用の農業まで都会で体験!」で受賞した。伝統的な手作業の農業と最先端のICTやIOTを活用した農業の両面を伝え、子どもたちに農業や環境、食へ興味を持ってもらおうというもの。2018(平成30)年度に実施し、小学生や高専生700人が参加した。
 三井物産は「三井物産『サス学』アカデミー」で受賞した。「サス学」とは社会のさまざまな課題に対し、多様な解決方法を企画・提案する「サステナビリティ学習」のこと。2050年の未来都市が抱えるさまざまな課題の解決方法を、子どもたちが企画・提案するワークショップを実施した。2018(同30)年7月に小学4~6年生29人が参加した。
 2月27日に優秀企業によるプレゼンテーションと最終審査を予定していたが、新型コロナウイルス感染症対策で中止。書面での最終審査を行ったという。

 優秀賞8社と奨励賞8社は以下の通り。

優秀賞
 大塚製薬
 花王
 新興出版社啓林館
 ダスキン
 ナビタイムジャパン
 ファーストリテイリング
 ファンケル
 フューチャー

奨励賞
 アサヒ飲料
 伊勢半本店
 「震災の経験を次世代に」実行委員会(産経新聞社、積水ハウス、大阪ガス)
 サントリーホールディングス
 清水建設
 日鉄エンジニアリング
 日本無線
 森ビル

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