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目標は「英語で議論」TOEIC利用企業調査

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 TOEICを利用している企業・団体を対象にした国際ビジネスコミュニケーション協会による調査で、社員の英語スキルの目標を「英語で行われる会議で議論できる」と回答した企業や団体が19・9%と最も多いことが分かった。調査は2018~19年に実施した。
 社員・職員らにとって重要であると考えるスキルは「英語」が82・6%と最も多く、続いて「コミュニケーションスキル(聞く、理解する、伝える)」(80・7%)、「問題解決力、実行力」(72・3%)となった。社員らに不足している・強化する必要があると感じる知識やスキルでも「英語」と回答した割合が最も多く67・0%を占めた。
 現時点での英語の使用状況は「海外との取引がある部署だけで使われる」と回答した割合が最も多く6割を超えた。一方、「人材採用時、配属部署の決定や異動時に、一定の英語能力が求められる」と回答した企業や団体は18・0%にとどまるものの、そのうち「3年後に必要となる見通しがある」と回答した企業は36・7%に上った。
 今後の英語力向上に費やす年間予算を尋ねると「増やす」「やや増やす」と回答した企業や団体は、全体の3割弱を占めている。

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