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ボーカロイド教育版を新発売 デジタル教材で新たな学び

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ヤマハデジタル音楽教材「ボーカロイド教育版II for iPad」

ヤマハ

 ヤマハ株式会社(静岡県浜松市、中田卓也代表執行役社長)は、同社が展開する「Smart Education System」の新商品として、「歌づくり」を通じた新しい学びの形を提供するデジタル音楽教材「ボーカロイド教育版II for iPad」を4月13日に発売した。
 今回発売したのは、同社の歌声合成技術「VOCALOID(TM)(ボーカロイド)」を小中高等学校の音楽授業でも使用できるように改良した「ボーカロイド教育版」の新バージョン。思い浮かんだメロディーをブロックのように並べ、そこに歌詞を入力していくことで直感的に「歌づくり」が行えるデジタル音楽教材だ。子どもたち自らが意見を交換しながら作曲し、そして出来た曲を歌って披露するまでをゴールにするなど、創造性に溢れた主体的・対話的で深い学びを提供する。
 2020年度から小中学校で行われる英語の教育改革を受け、本教材では、創作でも英語を主体的に使用できるように英語の歌づくりにも対応した。
 また、学校現場から要望が多かった打楽器音色も追加し、小学校低学年向けのリズムの学びにも活かせるように改良を行うことで、「歌づくり」のみならず一般的な音楽学習にも使用できるデジタル音楽教材へと進化した。
 歌詞、譜割り、リズム、音高の変化などを意識しながら何度も試行錯誤する創作スタイルは、「創造性」と「論理性」を同時に育むことから「論理的思考」の育成にも繋がる。ほかにも、学級活動の時間、総合的な学習の時間、特別支援学級など、音楽科の授業のみならずクロスカリキュラムとしても様々な教科に活用できる教材だ。
 公式サイト https://www.yamaha.com/ja/news_release/2020/20041302/

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