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文部科学省通知 「分散登校」一部学年・学級への授業は出席扱いに

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 文科省は1日、学校の臨時休業が長期化していることを踏まえ、児童・生徒を学年や学級に分けて登校させ、授業を行うなど部分的な学校再開に向けた考え方を通知した。部分的に学校を再開した場合、授業を行った児童・生徒は出席扱いとし、学校での授業を行わず家庭学習を課した児童・生徒は「出席停止・忌引等の日数」として記録するよう求めている。
 通知名は、「新型コロナウイルス感染症対策としての学校の臨時休業に係る学校運営上の工夫について」。児童・生徒を複数のグループに分け、それぞれが限られた時間、日に登校する方法を「分散登校」と呼び、進路へのかかわりが深い最終学年の児童・生徒や、対面での学習支援が特に重要な小学校1年生を優先して登校できるようにするといった配慮が必要だとしている。
 実際にどのようにグループを分けるかについては3種類の具体例を示した。小学校の各学年をグループとして設定した例は、1年生は週に2回、6年生は週に3回登校し、他の学年は週に1回登校するとした。
 各学級を2グループに分けた例では、半数の児童・生徒は午前に授業を行い、残りの児童・生徒は午後に授業を行うとした。
 各学年を2グループに分けた例では、半数の学級は月・水・金曜日に、残りの学級は火・木・土曜日に授業を行うとした。この通知では、土曜日や夏休みなどの長期休業期間中に授業を行う際の考え方も示している。

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