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地中からのエネルギーを採熱して有効活用 地中熱ヒートポンプ冷暖房・ロードヒーティングシステム

18面記事

施設特集

地中熱ヒートポンプ

サンポット

 サンポット(株)では自然の恵みである地中熱を有効活用することで、省エネ性や経済性など環境にも暮らしにも優しい地中熱ヒートポンプシステムを提案している。
 地中熱ヒートポンプは冬の場合、地中から採熱したエネルギーを圧縮・高温化させ使用電力の数倍の暖房エネルギーを作り出す。また夏の場合、外気より低い温度の地中に室内の熱を放熱することにより、冷水を作り出す冷房システムとなる。
 地中熱ヒートポンプは従来の空気熱源ルームエアコンと異なり、冷房の排熱を外気に放出しないので大都市を中心に問題となっているヒートアイランド現象に対する抑制効果が期待できる。また、地中熱は外部要因による温度変動が少ないので、年間を通じて安定した熱供給が得られるとともに光熱費の低減も図れ、地中熱を利用することによって化石燃料の使用量が減るので、自然環境に負荷を与えるCO2の排出量も削減できる。
 同システムの放熱器は、低温水による床暖房パネルや冷温水によるファンコイルユニット、ふく射パネルなどバリエーションが豊富でスペースやニーズによって選択することが可能。また、降雪地域では駐車場などのロードヒーティングシステムとしても活用できる。

全国の保育・文教施設への採用実績
 小中大規模向けの地中熱ヒートポンプとして、暖房能力28kW(※)冷房能力26・5kW(※)タイプと暖房能力10kW(※)冷房能力10kW(※)タイプ(※条件により変動)を用意しており、タイプ毎で複数台連結運転が可能、複数台制御装置を使用してあらゆる規模の施設に対応できる。
 同システムの小中学校への導入実績としては、平成19年から令和元年まで、1道9県で15校に実績を持つ。さらに高等学校、大学、幼稚園、保育園といった小中学校以外の保育・文教施設でも、平成17年から1都1道18県で73施設に採用実績があり、合わせて全国88の保育・文教施設に採用されている。

 問い合わせ=サンポット(株) Tel0198・37・1175

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