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幼児らの母親 コロナ前と比べ8割が人とのつながり重視

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ベネッセ調査

 幼児の母親の約8割がコロナ前より「人とのつながりを大切にしたい」と考えている―。ベネッセ教育総合研究所が就学前の子どもを持つ母親を対象に実施した調査の結果、そうしたことが分かった。
 調査は5月22~24日、新型コロナウイルス感染症の流行とそれに伴う生活環境の変化が幼児の親子に与えた影響を明らかにするために実施。1~6歳の未就学児を持つ母親1030人から回答を得た。
 結果によると、コロナ流行前よりも今の方がそう思うようになったかという質問では、「人とのつながりを大切にしたい」には82・7%、「家族との時間を大切にしたい」には83・0%の母親が「とてもそうである」「まあそうである」と答えた。
 コロナ禍の悩みや気掛かりについては、17項目の中で「子どもが遊べる場所がない」(57・9%)、「子どもが身体を動かす機会がない」(57・0%)が上位となった。
 また「子どもが友達と会えない」(53・9%、17項目中3位)、「子どもが先生や地域の人などとのつながりが持てない」(30・1%、同7位)、「(母親自身が)園や地域とのつながりが持てない」(19・7%、同11位)など、園や地域とつながりを持てないことを心配する回答も一定の割合を占めた。
 この他、「コロナ禍において人とのつながりがある方が母親は子育てに楽しさを感じ、不安が少ない」「配偶者・パートナーがともに子育てや新型コロナに向き合っていると感じられる方が、母親の子育てに対する楽しさや自信が高い」などの結果も得られた。

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