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教育と一般的指導の改善 保護者と教師の皆さんへ

14面記事

書評

野村 鉦吉 著
昭和の教育者からの熱いエール

 著者は、30年ほど前に公立小学校校長を退職された人生の大先輩である。
 昭和の激動の時代に教職人生を歩んだ著者が、平成・令和と続く豊かな生活の中で発生するいじめ問題や犯罪などにやりきれなさを抱き、日頃の思いや願いをつづったのが本書である。
 1章は「教育の失敗」。教師や指導の立場にある先輩にとって、児童・生徒・部下の中から犯罪者が出るようなら、教師・先輩としての価値も誇りもないと言い切る。
 続く2章「命について」、3章「人道について」など、偉人の名言を紹介しながら自身の考えを述べている。
 9章「人は個性の通りにしか生きられない」からは、著者が人類の文化遺産と捉えている西洋占星術、血液型、誕生日、干支などを個性をつかむために活用できるとし、それぞれの特性がつづられている。
 18章「犯罪者を作らない指導法」では、自尊心を育てる重要性を、最終章においては、「教育では、成功を褒め社会的な自信を持たせることで人は変えることができる」と説く。
 本書を通して出あう数々の偉人、そして名言を、不透明な時代の中で教育に携わる保護者や教師に対する著者からの熱いエールとして受け止めたい。
(1430円 黎明書房)
(伊藤 敏子・仙台市教育局学びの連携推進室専門員)

書評

連載

校長塾 経営力を高める最重要ポイント

 本校の学校教育目標は「ともに学び、ともに伸びる~しっかり考える、やりきる、思いやる~」である。具体的には、次の三つを目指している。  一つ目は、児童が学び合い、励まし合って、共に成長すること。二つ目は、児童と教職員が信頼関係の中でそれぞれの力を発揮し、その力を伸ばしていくこと。三つ目は、児童、教職員、保護者・地域が協働し「チーム廿小」として共に学校を創っていくことである。大事にしているキーワードは「つながり」。