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史上初のオンライン入賞作品発表会を実施 第三十一回伊藤園お~いお茶新俳句大賞

企画特集

文部科学大臣賞受賞作品が掲載された「お~いお茶」

 (株)伊藤園主催「第三十一回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」の入賞作品発表会が10月1日、YouTube Liveで行われ、1万4千人を超える視聴の中、入賞作品2千句が発表された。
 伊藤園お~いお茶新俳句大賞は季語や定型にこだわらず、五・七・五のリズムに乗せて自由に表現した作品を募集するもの。日本一の応募句数を誇る俳句創作コンテストとして知られる新俳句大賞の今回の応募句数は、195万4888句だった。
 最高位の文部科学大臣賞に選ばれたのは神奈川県藤沢市在住の河本朋広さんの作品「天花粉いのちひとつをくすぐれり」。前回から新設された金子兜太賞には、千葉県松戸市在住の中学生(応募当時小学生)、小林花菜さんの作品「目に象が乗っているのかねむすぎる」が選ばれた。
 金子兜太賞を受賞した小林さんは、5時間目の授業で俳句をつくることになり、昼食後という事もあり、とても眠くて、まるでまぶたに象が乗っているかのように重く、勝手に目を閉じてしまう状況を俳句にしたという。受賞作品が「お~いお茶」のパッケージに載ることについて、「緊張とワクワクがごっちゃになっている」と語った。
 応募当時小林さんの担任だった柴﨑孝紘先生は「花菜さんらしい表現豊かなユーモアのある作品」とコメントした。また、授業の一環として俳句づくりや新俳句大賞に取り組むことについて、「貴重で大事な活動と感じている」と語った。
 発表会では、初の試みとして審査員を務めるいとうせいこう氏、夏井いつき氏、宮部みゆき氏が事前に募集した質問に答える「審査員によるQ&A」も実施された。
 当日の発表会の様子は、アーカイブ配信している。※視聴はこちらから (https://www.itoen-shinhaiku.jp/

 大賞以上の各部門受賞作品は以下の通り。

文部科学大臣賞
「天花粉いのちひとつをくすぐれり」(神奈川県藤沢市・河本朋広さん・49歳)

金子兜太賞
「目に象が乗っているのかねむすぎる」(千葉県松戸市・小林花菜さん・11歳)

小学生の部(幼児含む)大賞
「寒い夜コペルニクスをつかみとる」(大阪府八尾市・永井稜大さん・12歳)

中学生の部大賞
「鳳仙花誰も私を見ていない」(兵庫県加古川市・河野由奈さん・13歳)

高校生の部大賞
「冬の空誰もいないけど誰かいる」(愛知県安城市・森ばおさん・15歳)

一般の部A(40歳未満)大賞
「真っ白な自由があって入道雲」(岐阜県岐阜市・永田真里奈さん・28歳)

一般の部B(40歳以上)大賞
「夕立や象を洗いてまたたく間」(神奈川県横浜市・池田志保子さん58歳)

英語俳句の部大賞
「a jellyfish plays jazz/piano trumpet contrabass and vocal/all alone (訳=クラゲがやるのはジャズ/ピアノ、トランペット、ベースにボーカル/すべて独りで)」(北海道北広島市・木村優那・14歳)

新俳句フォトの部「レモンかむ母の助言を裏切って」(茨城県ひたちなか市・鳴井柚紀さん・25歳)

 ※各受賞者の年齢は応募時のもの

 問い合わせ=伊藤園新俳句大賞事務局 電話03・3264・4050

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