板生　いくえ　著

　１４歳の頃、自分の存在について、そして友達について考えたことはなかっただろうか。本書は、西洋哲学の入門書である。
　西洋哲学の歴史には、３千年も前から西洋の多くの哲学者が編み出してきた数々の考え方が詰まっている。西洋哲学を垣間見ることは、現代の日本人と異なる考え方（思想）、振る舞い方（行為）を知る手掛かりとなる。
　アリストテレスが友人についての考えを紹介する第１章。
　西洋と日本の違うところは？　第９章で分かりやすく分析する。古代ギリシャから近世のカント哲学までを掲載。
　本書は、平成３０年９月から令和元年１１月まで東京と神奈川で区民・市民を対象に開催した「１４歳からの哲学サロン」をまとめたもの。先哲、いにしえの賢者に学ぼう。
（１９８０円　銀の鈴社）
（Tel０４６７・６１・１９３０）