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新しい時代の保育・教育実習の在り方は 中央法規出版が書籍

6面記事

書評

 日本の乳幼児教育・保育は、子ども主体の遊びを中心とした保育への大きな変革期にあり、多くの園が質の高い保育を模索している。そうした中で、実習(教育実習、保育実習)の在り方を見直す動きも生まれている。
 「学生・養成校・実習園がともに学ぶ これからの時代の保育者養成・実習ガイド」(大豆生田啓友・渋谷行成・鈴木美枝子・田澤里喜編著、中央法規出版、1980円<税込み>)は、そうした新しい時代の教育・保育実習の具体的な在り方を模索しながら作成された。
 内容は「実習とは」から、実習が始まるまでの準備、子ども・保育者・保育環境・福祉施設からの学び、実習日誌、部分実習・責任実習、実習終了後まであり、実習日誌の「ドキュメンテーション型日誌の書き方」などの新しい取り組みも盛り込んでいる。
 「学生が保育の仕事の楽しさを実感し、保育の仕事に就きたいと思える」「養成校教員と一緒にこれからの養成の在り方を考える」「実習園の保育者とも一緒に学べる」という一冊になっている。
 中央法規出版=Tel03・3834・5817

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