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新高1「入学前につながり」過半数 SNSなど活用し

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LINE調査

 新高校1年生の約千人を対象に、無料通信アプリのLINE(東京・新宿区)が提供する「LINEリサーチ」が行った調査で、過半数の生徒が同じ高校に通う人と入学前からつながりを持っていることが分かった。SNSを活用するなどして、進学を機会に同じ中学校や他校の生徒と交流を図っている姿が浮き彫りになった。
 調査は2月下旬、全国の中学3年生で4月に高校入学予定の生徒を対象に実施。966人が回答した。
 春から同じ高校に通う人と「つながりを持っている」と回答した生徒は51%を占めた。さらに、「つながりを持っていないが、持ちたいと思う」は38%と、全体の約9割が「すでにつながっている、もしくはこれからつながりたいと思っている」ことが明らかになった。
 つながりを持った方法や経緯は、SNSの「インスタグラム」(男子14%、女子24%)や、「友達ではないが、同じ中学の子」(男子24%、女子23%)が多かった。
 「ツイッター」(男子5%、女子10%)や「LINE」(男子8%、女子6%)、「入学説明会・オリエンテーション」(男子13%、女子19%)や「友達からの紹介」(男女各15%)が続いている。
 昨年の調査結果と比較すると、高校入学前に「つながりを持った・持っている」「持ちたいと思う」の割合は増加傾向にある。
 LINEリサーチは「コロナ禍で人と会うこと自体が難しくなった学校生活を経験したという影響もあるかもしれない」と見ている。

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