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19歳・学生のアルバイト 3分の1は生活・学費のため

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文科省調査

 2001(平成13)年に生まれた人を追跡して調べる「21世紀出生児縦断調査」の昨年の調査結果を文科省が公表した。対象者は19歳になっており、大学などに在学してアルバイトしている人の3分の1が「生活費や学費のため」と答えた。
 調査には約2万5千人が回答。在学者は73%、就職者は14%、その他・不詳が13%だった。
 アルバイトをしている在学者の割合は男子65%、女子75%で、高校3年生だった前年調査時よりも、どちらも大幅に増加している。
 アルバイトをしている理由では、男女とも「お小遣いが欲しかったから」「良い経験になると思ったから」の順に多く、今回の調査で新たに選択肢に加わった「生活費・学費に充てるため」と答えたのは男子33%、女子35%だった。
 在学者には、学んでいる専門分野も聞いている。男子は「社会科学」(31%)、「工学」(24%)、「理学」(8%)の順に多く、「人文科学」は7%。女子では高い順に「社会科学」(18%)、「保健」(17%)、「人文科学」(12%)だった。
 大学の在学者の学校選択理由でも男女で差が見られた。男子は「合格できそうだったから」が39%と最も多く、女子は「将来就きたい仕事と関連しているから」の49%が最も多かった。

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