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大阪観光大学が受験生の検定料無償化 大学リカレント推進事業も実施

近畿版

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 大阪府の大阪観光大学(伊藤鉄也学長)は、コロナ禍で困窮している受験生を応援するため、2022年度入学者選抜の全ての試験区分において、入学検定料(36000円)を全額補助し、無償化することを決定した。
 コロナ禍での経済的負担を軽減し、受験生の進学の機会を確保するため。あわせてアルバイト収入が減り、仕送りも減って困窮する在学生には、食料品の詰め合わせとおこめ券をセットにして配付した。

 また、同大学では本年度、文部科学省の「就職・転職のための大学リカレント教育推進事業」に採択された。全国のリカレント教育のニーズに応え、円滑な就職・転職を促していく。実施する事業名は、「ニューノーマルな観光人材育成事業」。本年度は、

 (1) リゾート再生プロデュース人材育成プログラム
 (2) ローカルツーリズムプロデューサー人材育成プログラム

 ―の2つの事業を行う。

 (1)は、新型コロナの影響で大きく変化したマーケットとリゾート再生を実践できるコンテンツ開発、ビジネスモデル等を身につけたリゾート再生プロデュースができるプレイングマネージャーを育成、企業と雇用を創出することを目的としている。10月下旬から、兵庫県豊岡市の神鍋温泉などを会場に講座が行われる。
 (2)は、ニューノーマルな観光地域づくりに必要な知識とスキルを習得し、地域づくりができるコーディネーターを養成し、再就職をすることを目的としている。11月下旬から和歌山県白浜町の南紀白浜などを会場に講座が行われる。
 両講座とも失業者を主な対象者としているが、非正規雇用労働者・希望する就職ができていない若者・転職希望者も受講対象となる。受講料は無料だが、交通費、宿泊費等は実費となる。
 詳細=https://tourism-lab.jp/

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