日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

Wi―Fiとスマホが1台に「スマートWi―Fi」新発売!

8面記事

企画特集

左から渡部市長、木野社長、氷川きよし氏

エックスモバイル

 格安携帯キャリアを展開するエックスモバイル(株)(東京・港区木野将徳代表取締役)は、モバイルWi―Fiとスマートフォン機能を併せ持つ「スマートWi―Fi」を10月10日に新発売した。
 この「スマートWi―Fi」は、1台で「国内Wi―Fi」「海外Wi―Fi」「スマホモード」「簡単スマホモード」の4つの機能を持つ新商品である。高機能なモバイルWi―Fiと誰でも簡単に使えるスマートフォンをひとつにした画期的な新商品だ。
 月々基本料金が2980円(税込3278円)で、国内外で追加料金なしでモバイルWi―Fiとして月々20GB使用でき、その上、大手キャリア回線を使用し、スマートフォンとしても使用できる。
 さらに高齢者でも操作がしやすい「らくらくモード」を標準装備している。また、同製品の新CMには歌手の氷川きよし氏を起用している。

東村山市に端末と通話料を一年間無料で寄付

 東京都の多摩地域北部に位置する東村山市は、国のGIGAスクール構想により学校内でWi―Fi環境を整え、全ての小中学生にノートパソコンが本年4月に行き渡るようになった。同市の渡部尚(たかし)市長は「東村山市の場合は、小中学生が約1万人ほどいますが、自宅にWi―Fi環境がないお宅が400軒ほどありました。コロナの影響で自宅学習をしなければならない環境で、これは大きな問題でした。そこで当市の鈴木たつお市議会議員に相談したところ、エックスモバイルの木野社長を紹介いただき、同社のモバイル端末を通信料一年間無料でご寄付いただきました」と語っている。
 実は、鈴木たつお議員と木野社長は、一緒にエックスモバイル社を立ち上げた仲間だった。
 この教育格差を解消する取組と共に高齢者に対する課題にもスマートWi―Fiは大きな手助けになると渡部市長は考えている。つまり、今後は各行政手続きがデジタル化していく中で、現在は高齢者のスマホ普及率は意外と浸透していないことがわかっている。エックスモバイル社は、今後も高齢者に向けてスマホの使い方や動画の制作など無料のスマホ教室を開催し、同市とともに普及に向けて活動していく予定である。

企画特集

連載