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LGBTQの制服 4割の学校が配慮

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 「カンコー学生服」を全国展開する菅公学生服(株)は、10月26日、LGBTQに配慮した学生服についての調査結果を公表。何らかの配慮をしている学校は4割弱だった。良い配慮の方法として挙げられたもののうち、女子のスラックスの採用が5割を超えた。
 調査は6月に、インターネット上で実施。小・中学校、高校の教員1800人から回答を得た。
 制服の配慮状況を聞いた。服装によるLGBTQの児童・生徒への配慮を「している」と回答したのが39・3%。「今後予定している」(20・3%)と合わせて、約6割の学校で何らかの配慮を導入・検討中であることが分かった。一方で「していない」という学校も40・3%あることが明らかになった。
 「LGBTQの児童・生徒への服装の配慮として良いと思うものは何か」を複数回答可で尋ねた。最も多かったのは「女子のスラックス制服の採用」の50・1%。唯一半数を超えた。次いで、「スカート・スラックス・リボン・ネクタイなど男女関係なく自由に選べるようにする」(36・0%)、「男女共通デザインのブレザー制服の採用」(35・4%)となった。
 同社は「特にトランスジェンダーの人は服装に悩みを抱えていることが多く、ジェンダーレス制服の必要性が高まっている。一人一人が自分らしく着られる制服が求められている」とまとめた。

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