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AI搭載赤ちゃんロボで「命の教育」

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大阪市立旭陽中の生徒

 大阪市立旭陽中学校(辰巳千佳子校長)は11月12日、人工知能を搭載した赤ちゃん型ロボットを使い、生徒が乳児保育を体験して命について考える時間を設けた。旭区が進めている事業の一環。児童虐待の予防などの狙いがある。「命の教育プログラム」と位置付けている。
 このロボットは、「リアルケアベビー」と呼ばれる。この日も泣き出したりして生徒は手こずりながらも、授乳、抱っこ、おむつ替えなどを体験した。
 大阪市旭区では、リアルケアベビーを購入。命の大切さや、相手を思いやる気持ちを高めることを学ぶとともに、「重大虐待ゼロ」を目指す取り組みの一環として、同事業を本年度から始めた。
 当日は1年生193人を対象に、聖バルナバ病院の助産師による「思春期」や「いのちの誕生」の講座で、「生と性」について学んだ。
 総合的な学習の時間2時間を使った同事業は、区内の三つの中学校でも行われ、今後は、各学校にリアルケアベビーの貸し出しなども行っていくという。

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