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「外国人支援」の高校が授業公開

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 外国出身の生徒が1割を超える茨城県立結城第一高校は19日、コミュニケーション英語の授業を報道関係者に公開した。
 外国出身の生徒が日本出身の生徒と共に、自分が刺激を受けた人物について英語で紹介し、自分の思いを語るというもの。同高校は令和4年度から、県教委の方針に基づき、「外国人支援コーディネーター」の配置を受けるなどして、日本語を母語としない生徒への支援を強化する。
 同高校には、外国出身の生徒や日本語を母語としない生徒は47人が在籍している。出身国はベトナムなどのアジア諸国、ペルーなどの南米諸国など、複数にわたる。
 この日は3年生の授業を公開。マーチンルーサーキングジュニアを紹介したペルー出身の女子生徒は、「暴力によらず、行動した点が素晴らしいと思った」などと話した。
 堤祐二校長によると、来日して間もなく入学し、当初は日本語があまり理解できない生徒も学んでいる。英語の授業は、そうした生徒が活躍できる場面になるという。
 この日の授業でも、入学後の3年間で日本語をはじめ、さまざまな力を付け、既に大学合格を果たした生徒がプレゼンに臨んでいた。

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