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特別支援、教員の養成を議論

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特別支援・保健

 文科省は24日、特別支援教育を担う教員の育成を改善するための検討会議を開いた。特別支援学校や特別支援学級、通級指導など教員の職務ごとに育成、研修、キャリアパスを議論し、3月にも報告をまとめる。会議では、特別支援教育にかかわる教員の管理職登用の増加や、教員研修で果たす国立特別支援教育総合研究所の役割強化などを求める意見が出た。
 木舩憲幸委員(九州産業大学教授)は「特別支援学校で複数の障害種の指導を経験するのも、特定の障害種の学校で教えて専門性を高めていくのもいい。いずれにしても計画的な人事配置が必要だ」などと指摘した。宮崎英憲委員(東洋大学名誉教授)は「特別支援学校は、基礎免許である小・中学校と連動するところが大きい」として、養成段階での学校実習を充実させていくことを求めた。
 会議のワーキンググループでは、特別支援学校教諭の教職課程のコアカリキュラムを議論しており、年度内に案を示す。次回の会議は2月24日に開かれる。

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