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清掃と除菌ができるDX清掃ロボット 福島・南相馬市立原町第三小学校に公立校初導入

19面記事

施設特集

DX清掃ロボットを使い、廊下を清掃している様子

アイリスオーヤマ

 ソフトバンクロボティクス社が提供する「Whiz i」にアイリスオーヤマ社が独自のオプション追加を可能としたDX清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」が国内の公立校で初めて福島県南相馬市立原町第三小学校で導入された。同校では廊下や校舎の入り口などの共用部や体育館を中心に稼働していく予定。
 校舎が広いと教員の清掃の負担が大きい。この問題を改善すべくDX清掃ロボットでは、設定したルートを自動で走行し、床面をくまなく清掃する。また、人の手で清掃しきれなかった床の汚れに含まれる菌やウイルスを除菌することも可能。教員の負担軽減のほか感染症対策にもつながる。
 和田校長は「新型コロナウイルスへの対策はもちろん、冬に向けてインフルエンザも流行する時期です。清掃だけでなく除菌もできるということで、感染リスクの低減に大いに期待しています」と話す。
 DX清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」は本体重量が約34キログラムで充電時間は約5時間。ノーマルモードで約3・6時間の連続稼働が可能。購入やレンタルなどお客様の要望にあわせて対応している。
 同社は、教員の業務効率の改善と子どもが安心して学習できる環境設備に向け、今後もロボットを活用したソリューションを発信し、提供するとしている。

 問い合わせ=アイリスオーヤマ(株) ロボティクス事業部
 電話03・5843・7747


DX清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」

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